クローン病とのつきあい方


日常生活の過し方
食  事
日常の食事
  ・クローン病の人の食事へ・・・
外食時の注意点
  ・炎症があり下痢があるときは外食しない。
  ・選ぶ料理に注意!(脂肪が多かったり、詰まりそうなのは頼まない)
  ・食べ方に工夫必要!(脂身をはずして食べたり、消化に悪いものは残すなど)
  ・できるだけソース類はかけないほうがよい(脂肪や刺激物が多く含まれている)
  ・食べてよい食品悪い食品を知っておき、それらを避ける。
  ・食べられる量を知っておき、それ以上食べない。
  ・外食は最小限度にする。
  ・規則正しい食事時間で。
嗜好品
 喫煙は腸の働きを促進するようです。下痢を誘発しかねないので、禁煙したほうがいいようです。
排便
 痔や肛門周囲膿瘍がある人は、常に肛門部の清潔を保つことが大事です。
できれば排便後のウォシュレット洗浄したほうがよいです。
休息
 仕事、学校、家事等、翌日に疲れを残さないように睡眠を十分とったほうがよろしいです。
 ※睡眠不足の状態が続くと緩解状態にあっても、再燃する危険性大です。
運動
 特別な制限はありません。しかし、疲労の原因になったり、下痢が増えるようなときは控えるべきです。
ストレス

 ストレスから症状が悪化することが多いので、ストレスをためないようにし、できれば趣味などで発散したほうがいいようです。  


生活とクローン病

就業について
 仕事内容については、病気が理由で制限する必要はありません。ただし、疲れを残さないことや、栄養療法や再燃時の対処のために周囲の理解があることが必要です。
結婚生活
 配偶者やその家族の理解と、医師、看護婦、栄養士のバックアップにより、十分な結婚生活を送っていらっしゃる方は多いです。クローン病だからといって、あきらめる事はありません。
遺伝について
 確かにガンと同じで、血縁者にクローン病の患者がいると発生しやすいとの報告もありますが、様々な遺伝子、環境因子が複雑にからみあって発症するのであって、子供が必ずしもクローン病になるわけではありません。
妊娠・出産について
妊娠については、クローン病などの炎症性腸疾患が原因で妊娠率に大きな影響を及ぼすことはなく、妊娠率自体が健康な人とほとんど変わりませんが、以下の原因により、通常人よりやや低いとしている書籍もあります。

 男性患者→サラゾスルファピリジン(サラゾピリン)の服用による精子数減少(→メソラジン(ペンタサ)の服用によって、改善。)

 女性患者→クローン病による腹腔内の炎症の合併症による輸卵管の閉塞による受精率の低下

  緩解時(状態がよく症状が治まっているとき)に妊娠したときは、無事に出産できる確立は健康人と変わりないようです。(帝王切開・流産・早産などの確立も健康な人と違いはありません。)ただし、その場合でも病状の変化、薬剤などの使用状態とか含め、様々な状況が考えられますので、妊娠希望の人は必ず主治医の先生への相談が必要です。

 腸管膣ろうがある人が妊娠した場合は一般的に帝王切開の適応となります。これも主治医の先生への相談をしたほうがよいでしょう。
栄養療法と妊娠について
栄養療法が適切に行われていれば問題ありませんが、低栄養状態の場合は主治医の判断を仰ぎ、その後適切な栄養療法を行っていく必要があります。
薬剤と妊娠について
薬剤が胎児に及ぼす危険度(クリック)

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